2000年代　展示デザイン
2003年から韓国にも養生が漸く導入される。
導入に至る経緯は韓国ドラマ以上にドラマチックで 商売ベースでは今尚ドラマは続くも 養生と云う日本の文化を確実に伝播した。

「現場は第2の展示場」活動の中で思わぬ副産物が登場する。
建築現場と同様、引越し産業においても 養生は以前より実施されていた。
引越しと云う単純に云えばモノを運ぶ仕事において 競合他社と自社との差別化を図る手段として 養生がクローズアップされた。

これを「見せる養生」と表現した。
「モノを大切に運ぶ」をどうお客様に表現するか。
綺麗（安全・安心は当たり前）に運ぶ。

結局、この手法が建築現場に逆輸入されることで 新築現場、リフォーム現場の「見せる養生」が ブレイクする。

一番養生の事を知らず、一番養生の事を知っていなければ いけない人は誰か。
それはお施主さんである。

よって、お施主さんが一目でわかる養生マニュアルを 作成し、住宅雑誌、新聞でPR活動を実施した。
結局、建築現場と云うクローズされた世界では 「業界の常識、世間の非常識」がまかり通ってしまう。
それをサービスと云う形に置き換えることで ビジネスになる（自分達の常識をこれまで施主さんに おしつけてきた、そのためクレームと云う事象が 発生していたのだ）

「業界の常識、世間の非常識」がまかり通っているのは 住宅業界だけではなかったのだが・・・

展示会装飾設営、イベント小間ブース装飾